ボウリングの歴史


ボウリングの起源

 〜ボウリングの起源〜  ボウリングの起源は人間の持つ破壊本能にその起源を持つといわれています。待ち合わせ などで退屈したときに、空き缶に向かって石を投げる。河原で石を投げるなどの本能的行動が その起源ではないでしょうか?

歴史上の事実として現れるのは紀元前5200年前にさかのぼることができます。1920年代に 英国ロンドン大学の考古学者サー・フリンダース・ペトリー教授がエジプトにおいて王子とお ぼしきピラミッドの中から、今のボウリングによく似た木製のピンとボールを発見し(大理石 のゲートをくぐらせるものでした)今でもこれらはロンドン博物館に展示されています。


 〜ボウリングで悪魔払い?〜  紀元前500年頃 北イタリアで楽しまれたボウリングは、やがてヨーロッパ各地の貴族階級 へと普及発展していきましたが、中世暗黒時代ドイツでは、スポーツとしてではなく、寺院内で 信者のピンである棒を悪魔に見立てて信仰心を試す宗教的儀式の一つとして行われていたと いいます。
 〜ピンを倒さないボウリング〜  13世紀にはイギリスにおいても芝生の上のボウリングがはじめられました。これは現在でも ローンボウリングとして、オーストラリアやイギリスでさかんに行われています。これはものを 倒すのではなく目標に出きる限り近づけさせるゲームです。しかし、当時これは軍事的に奨励 されていた、弓術のお株を奪うモノとしてエドワード3世により禁止されてしまいました。
 〜ボウリング改革?〜  16世紀のはじめ、宗教改革をとなえ、ドイツ語を体系づけ、印刷術の普及などを行った歴史 上の大人物マルチン・ルーテルはそれまで目標のピン数がまちまちだったのをひし形に9本に 統一しルール化したのです。 現在でもヨーロッパにおいてはナインピンズはプレーされています。

 古代エジプトにおいてその端を発したボウリングは北イタリアを経てヨーロッパ各地に様々な 形で発展していき、現在もつづいています。

 また室内競技としてのボウリングも1455年にロンドンで誕生し(別説ではヘンリー4世1399- 1413年 も室内で楽しんでいたと言われている)ヘンリー8世やスペインの無敵艦隊をうち破 ったイギリスの英雄フランシス・ドレイク提督も熱心なボウラーであったと言われています。


テンピンボウリングと日本

 それでは我々が楽しんでいるテンピンボウリングや日本の歴史について説明します。

 〜テンピンボウリングの発祥〜  オランダで発祥、育成された9本のボウリング、ナインピンズはオランダ人のアメリカ大陸 移住にともない1626年ニューヨーク市マンハッタンにもたらされました。それから約200年 を経た1820年頃にはほとんど全米にナインピンズが広がっていましたが、次第にゲームそのも のが賭博化し始めたためコネチカット州では1841年に州法により禁止されました。このため 20年ちかくアメリカではボウリング空白時代をおくることになるのですが、1865年に州法に 明記された「ナインピンズを禁ずる」と言う記載を逆手に取り、ジョセフ・サムという人が ピンを一本増やし並び方をかえて「テンピンズ」をはじめました。これが今私たちがたのしん ている「テンピンボウリング」の発祥とされています。


 〜ABC創立〜  テンピンボウリングの誕生から30年後 1895年にアメリカボウリング協会(ABC)が創 立されました。それによりボウリングの統一ルールであるABCルールが発行されました。 今日あるテンピンボウリングのルールのすべてはこのルールを基本とされています。


 〜日本のボウリング〜  文久元年(1861年)6月22日、長崎県出島の外国人居留地に我が国はじめてのボウリング場 が誕生しました。当時日本との国交のあったオランダ人がアメリカと同じように日本にもナイ ンピンズを長崎に持ち込んだのです。しかし、残念ながら日本人の為のボウリング場ではなか ったようです。  明治30年に京都青年会館に大正元年大連(旧満州国)の電気遊園地に大正5年神田YMCA に昭和6年浅草松屋デパートにそれぞれボウリング場が設置されました。  そして戦後米軍基地内に米兵のためのボウリング施設が設置されたのですが、それを見た、 加藤義秀氏と増泉辰次郎氏の二人が日本人のためのボウリング場を作ろうと決意し、文部省、 通産省にかけあい輸入の許可を申請し、戦後混乱期からさめやらぬ昭和27年12月20日、 東京青山に日本でははじめての民間ボウリング場『東京ボウリングセンター』が手動式20レ ーンがオープンしました。そして、この東京ボウリングセンター出身者が現在の日本のボウリ ング界の基礎を作ったといっても過言ではないと思います。


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